格闘家が行う水抜きとは？

格闘家が行う水抜きとは？

 

殆どの格闘家は減量をしなければいけません、減量の過程でいうと。

・食事の節制、運動量（初期）

・水抜き（計量間近）

 

食事の節制、運動量まではほとんどの選手が行っており、水抜きに関しては体重調整で行なう場合が多いです。

 

日本の選手ではいないでしょうが、UFCのヘビー級辺りの選手だと、一晩で10㎏ほど水抜きをすると聞いたことがあります。

 

水抜きの過程では、最初に身体から塩分を出さないと水分が出にくくなるので、カリウムを摂って身体から塩分を出しやすくし、口に入れる塩分もなるべく少量に抑えます。

そうすると、浸透圧の影響で身体の水分を抜きやすくなります（身体が塩分濃度を調整するため）

 

僕の場合４日かけて７Kgほど水分を身体から出していました、最初は汗も出ますが、後半になってくるとなかなか汗が出なくなってきます。

汗をかきにくくなるので、体温も通常より高くなります（３７°前後）

 

身体の無駄な水分を抜けば、計量後にすぐ水分を摂り（体液に近い物）元に戻せますが、無理をすれば、体重がリミットに達しなかったり、体調を崩したり、最悪水抜きが原因で亡くなっている選手もいます。

 

しっかりとした知識、工程を踏んで自分が落とせる量で水抜きをしていきます。

 

最後に、水抜きは危険なので、ちゃんとした知識のもと行いましょう。